ストレスによる顔面神経麻痺の治療法 | 大阪府吹田市の鍼治療 安藤鍼灸院

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ストレスによる顔面神経麻痺の治療法

顔面神経麻痺を発症すると、顔が歪む、口角が上がらないなど、日常の生活に支障をきたす症状が現れます。深刻な場合、後遺症が残ってしまう場合があり、大変恐ろしい病気です。できる限り顔面神経麻痺発症のリスクを減らせるよう、日頃から気を付けたいものです。

顔面神経麻痺を発症する原因の1つが“ストレス”だと言われています。今回は、顔面神経麻痺の原因であるストレスと、ストレス性の顔面神経麻痺の治療法についてお話します。発症のリスクを減らすために、ストレスをためない対策についてもお伝えしますので、ぜひご一読ください。

ストレスによる顔面神経麻痺の治療法

顔面神経麻痺の原因は?

顔面神経麻痺の原因の中で、多くを占めていると言われているのがストレスです。正確に言うと、ストレスが原因でウイルスが活性化してしまい、顔面神経麻痺に繋がります。

ウイルスが活性化すると、「膝神経節(しつしんけいせつ)」が炎症して圧迫されます。膝神経節は顔面神経の一部なので、圧迫されることで顔面神経麻痺になると考えられているのです。こうしたウイルスが原因の顔面神経麻痺は、「末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」と呼ばれます。

ストレス以外には、脳の血管障害や骨折、外傷が原因で顔面神経麻痺を発症するケースもあります。脳の血管障害が原因の顔面神経麻痺は「中枢性顔面神経麻痺」と呼びます。

ストレス性の顔面神経麻痺を治療する方法は?

顔面神経麻痺の原因の大半を占めると言われているストレス性の顔面神経麻痺。万が一発症してしまった場合、どのような治療がされるのでしょうか?

前述の通り、ストレス性の顔面神経麻痺(末梢性顔面神経麻痺)は、ウイルスによって膝神経節が炎症することが原因です。このため、神経の炎症を取り除くステロイド治療が行われます。またウイルスの影響が強い場合は、ウイルスの活性化を抑えるため、抗ウイルス剤の投与がされます。

東洋医学的な観点から見ると、鍼治療で治療する方法もあります。

東洋医学では、麻痺とは「弱り」と言い換えられます。つまり顔面神経麻痺とは、顔面の神経が弱っている状態なのです。顔面にある経路の気の流れが悪くなると、表情筋まで栄養が行き届きません。そこにストレスが加わって、顔面神経麻痺を発症すると考えられているのです。鍼治療では、顔面に鍼を刺すことで気の流れを良くし、麻痺を改善します。

鍼治療の良いところは、全身に施術することで、免疫力を回復する効果もあることです。ウイルスに負けない体を作ることができます。

当院は、鍼治療での顔面神経麻痺の治療をしています。東洋医学の考えに倣い、弱っている患部を労わるような優しい治療を施しています。治療の際に痛みはありません。鍼治療が初めてという方でも、安心してご来院ください。当院の患者様の中には、実際に鍼治療によって顔面神経麻痺が改善した方がいらっしゃいます。

ストレスをためないための対策

一番良いのは、顔面神経麻痺を発症させないことです。日頃からストレスをためないような生活を心掛けていただければと思います。

ストレスをためないためには、次の2点が大切です。

・規則正しい生活を送り、充分な睡眠をとる

一番に心掛けていただきたいのは、規則正しい生活を送ることです。特に睡眠は、心の健康に大きく関わる要素と言えます。

睡眠において大事なのは、量ではなく質です。質の良い睡眠を、自分に合った時間とることで、疲労回復やストレス解消に繋がります。

眠りが浅い場合は、原因を調べて改善しましょう。夕食後のカフェイン摂取を控える、就寝前のアルコール摂取を控えるなどは、睡眠の質の向上に有効です。

・自分に合ったリラクゼーション法を身につける

リラクゼーションとは、心身の緊張をときほぐすことです。手軽にできるリラクゼーション法の1つがストレッチング。筋肉をゆっくりと伸ばすことで、筋肉の緊張をゆるめ、血行を促します。これにより心身をリラックスさせることができるのです。

仕事や家事の合間に、時間を見つけて腕や足、背筋をゆっくりと伸ばしましょう。10~30秒ほど伸ばし続けることで、心身の緊張をときほぐすことができます。

好きな音楽を聴いたり、思いきり歌ったりすることもリラクゼーション法の1つです。自分に合ったリラクゼーション法を実施してください。

大切なのは早めの治療

ストレスをためないように気を付けていても、顔面神経麻痺を発症してしまう可能性はあります。万が一顔面神経麻痺になってしまったら、早めに治療を受けてください。症状が軽いうちに治療をすることで、後遺症が残ることを避けられる場合があります。

安藤鍼灸院では、顔面神経麻痺に悩む患者様が回復へ向かうためのサポートをしております。症状の程度や治療のスケジュールなどを患者様とお話しながら、治療を進めます。日常生活での注意点などもアドバイスしていますので、顔面神経麻痺でお困りの場合は、ぜひ当院までご相談ください。

【この記事の監修者】

安藤鍼灸院院長

安藤 達 (あんどう とおる)

生年月日 1965年3月16日 (昭和40年3月16日)

岐阜県岐阜市 出身

明治東洋医学院 鍼灸科 柔整科 卒業

1997年 吹田市で開業

2002年 介護支援専門員の資格取得

その後15年間 診療の傍ら患者さんやそのご家族の介護での支援をする。

趣味 旅行 カフェでぼんやりすること

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