神経の流れを整える鍼で麻痺を軽減
FACIAL NERVE PARALYSIS
東洋医学の考え方では、顔面神経麻痺は風邪や寒さなどで顔面の気の流れが悪くなることによって生じるとされています。患者様の弱った顔面の筋肉を補うようにやさしい鍼を行い、気の流れを整えることでお悩みの解消を目指して施術してまいります。気の流れだけではなく頚椎の歪みを整える整体も行っており、幅広い施術でお悩みを軽減し、笑顔で毎日を過ごせるようにサポートします。
顔面神経麻痺の原因
東洋医学的には風邪 (フウジャ・細菌・ウイルスなど)・寒邪 (寒さ、冷え) により顔面の経絡 (ツボの道) の気の流れが悪くなり、表情筋が滋養されないために弛緩して顔面の麻痺が起こります。具体的な例をあげれば、体が過疲労気味の時に風邪が体の中に入り、顔面の経絡が何処かで滞ったり、顔面を冷やし過ぎることでおきます。昔は汽車や電車の窓が大きく開けることができ、窓を開けて顔に風が長い時間当たる事によって顔面の麻痺が発症したこともあったようです。いずれにしても体が健康な状態に風邪や寒邪が入っても発症しませんが、内蔵の弱りがあるところに風寒の邪が入る事により発症します。怒りや精神的な抑圧が続く事により、発症することもあります。
西洋医学的には中枢性の脳の病気によってなるものと、抹梢性顔面麻痺 (ベル麻痺) と呼ばれるものに分けられます。末梢性顔面神経はウイルスにより発症しているという説が多いのですが、原因ははっきりとわかっていません。側頭骨の奥に顔面神経が通っている顔面神経管と呼ばれるものがあり、これは人体の中で最も長い骨性の神経管だと言われており、これが直角近くに曲がるところに膝神経節というのがあり、そこでウイルスなどの再活性化により神経が腫脹すると圧迫されて障害が起き、顔面神経麻痺を発症するのではないかと考えられています。
その圧迫された神経はだいたい図のように3つの段階に分けられ、それぞれ治りのスピードにかなりの差があります。脱髄は神経は切れていませんので、これは施術しなくてもよくなる可能性があります。顔面神経麻痺の70%は治癒すると言われており、大方の顔面神経麻痺はこれに分類されると思います。軸索が断裂する(軸索断裂)神経内膜も含めた神経線維全体が断裂する (神経断裂) があります。膝神経節から表情筋まで距離は平均9cmあり、神経の損傷がおこってから変性が進行し表情筋が麻痺するまでには数日かかります。また軸索断裂や神経断裂からの回復には3~4か月を要します。
当院が顔面神経麻痺の施術の際に大切にしていること
麻痺は東洋医学では虚 (弱っている) 状態です、ですから弱っている顔面部にブスブスと鍼を刺すのは虚している患部をさらに弱らしてしまいます。患部には補うような、やさしい鍼をして弱った筋肉に力をつけてやるようにします。それと必ず内蔵の弱りがあるので、弱った内蔵を元気にするような痛みのない、やさしい鍼で気の流れを良くします。顔面神経麻痺が発症するとき多くの人が耳の下に痛みを感じたと言っています。そこの奥に膝神経節があり、そこで神経の腫脹がおきて神経が断裂してしまいます。そしてその患側の第2頸椎の横突起を触ると必ず反応があり、頸椎の動きの悪さもあり、これが膝神経節でおこる神経の腫脹には関連性があると当院では考えております。その歪んだ頸椎に対してやさしい刺激をする整体で歪みを正していきます。
患者様の声
Q.どのような症状でお悩みでしたか?
A.顔面神経麻痺を突然発症しました。
ステロイド、抗ヘルペス剤、ビタミン剤を服用していましたが、右側顔半分が動きませんでした。眉毛も左右差があり、目も閉じることができなく、外出するのにも苦労しました、口元はマスクで隠す事ができました。
Q.当院の施術を受けてどのように症状が変化しましたか?
A.発症して19日目に訪れました。ホームページで見つけました。問診は私が紙に書くのが「この先生なら信頼できる、明るい未来が見える頑張ろう」と前向き気持ちになれまではなく、安藤先生より質問されるように聞いて頂けました。その方が治療するのに必要な治療方法が明確になるんだと思い、とても信頼ができました。まずは首のコリを治していくことが、肝心なことだと教えて頂きました。すぐに効果が出ると言う訳ではありませんした。そのせいもあってか、みるみるうちに顔の動きが少しずつ出てきて、おかげさまで発症して1ヶ月半で口元以外はほぼ完治に近い状態になりました。医者からは、顔が元に戻るのに3ヶ月はかかるかも…?と言われていました。
安藤先生の丁寧な治療、説明、根本 (首) から治す、ソフトな顔への治療、どれもが私にはとても合ったと思います。
今後も何かと自分の体が悲鳴をあげた時には、安藤先生にメンテナンスして頂こうと思っています。又、この病気でお悩みの方におすすめしたい治療院です。
※個人の感想のため効果を保証するものではございません。
Q.担当者から
A.発症後19日目に来院して頂き、比較的早い段階から治療ができたことが、早期に回復した要因だと思います。どの病気もそうでしょうが、特にこの顔面神経麻痺は発症後、半年間がとても重要な期間となり、その時期に顔面神経の促通を良くする刺激をどんどん送ることが治療の大前提となります、自宅での生活習慣を見直すことや、姿勢に注意してリハビリもしっかりして頂いたので、とても良かったです、お仕事にも復帰する事ができ、膝の痛みもましになったのでもっと行動的に生活できると思います。
Q.どのような症状でお悩みでしたか?
A.喫茶店でストローを使ってコーヒーを飲んでいる時、口からコーヒーが漏れ出てきたので、おかしいと思い病院に行くと、脳の異常は無く顔面神経麻痺だということで入院してステロイドの点滴を3クールしたが全く変化無く、それから整体や鍼に行ったが症状は変わらなかった。左瞼が完全に閉じず左口角も下がって、目から涙が出るので運転もしにくく、うがいは全くできず汁物を飲むと口からこぼれる。
Q.当院の施術を受けてどのように症状が変化しましたか?
A.初め食事の時に内頬をよく噛んでいたのが無くなり、少し喋りやすくなる。それから寝ている時は瞼が閉じるようになったが涙はまだ出ていた、その後段々と頬が動くようになってきて涙の出も少なくなった。頬を膨らますことができ、うがいもできるようになった。病院へは月1回何もしてくれないが診察だけがあり、段々と良くなっていくので不思議がっていた。今は病気の前と同じように生活出来るようになったのでありがたい。
※個人の感想のため効果を保証するものではございません。
Q.担当者から
A.枚方から最初は週2回その後、週1回、1時間以上かけて来て頂き只々感謝です。神経の切れかたが、きついタイプの麻痺だったので、なかなか筋肉の動きが出ませんでしたが、糖尿病もお持ちで、それも治癒を遅くする原因になることを説明して、大好きな粉もんを減らして頂きました。糖尿病が悪化しないように食養生して大好きな釣りを楽しんでください。