顔面神経麻痺の原因 大阪府吹田市の鍼灸治療 安藤鍼灸院

顔面神経麻痺の原因として大きく分けると①ウイルス、細菌感染 ②脳内の病変 ③外傷 になると思います

  • ウイルス、細菌感染

顔面神経麻痺の70%がベル麻痺と呼ばれる、ウイルスの感染が原因となり発症します、発症して1~2日で片側の顔面に麻痺の症状が出ます、回復に最長1年かかることもあり、13%ぐらい患者様で症状が残り、10%で再発する可能性があると言われています。

●ラムゼイハント症候群

ヘルペスウイルスによる帯状疱疹感染症により顔面神経麻痺を発症するもので40%程度の患者にめまいの症状も現れます、1年以内に回復するのはわずかに21%と言われています。

●細菌感染

急性中耳炎や外耳炎によって顔面神経麻痺を発症することがあります、稀な原因としてマダニに刺されて細菌感染し発症するライム病もあります。

  • 脳内の病変

顔面神経麻痺の発症がゆっくりと進行する場合、悪性腫瘍の疑いがあります、悪性腫瘍には耳下腺腫瘍 顔面神経腫 聴神経腫 髄膜腫 くも膜下槽などがあります。その他脳内出血 くも膜下出血や脳梗塞などの脳血管障害でも発症することがあります。

  • 外傷

昔ビートたけしがバイクで転倒して顔面神経麻痺を発症したのが有名ですが、交通事故によるものが最も多く、顔面神経の損傷は側頭骨錐体部と乳様突起部の骨折によって生じるものが多く受傷直後に発症する早発性のものと受傷後3~7日を経過してから発症する遅発性のものがあります。外傷性顔面神経麻痺の予後は、その麻痺の発症した時期で異なり、受傷直後発症したものは予後が良くなく、遅発性の場合は自然治癒するものが多く、予後良好と言われています。早発性のものは受傷時の骨折により顔面神経が損傷を受けることによって生じ、遅発性のものは顔面神経の浮腫や血腫が原因であるようです、側頭骨骨折が起こるほどの強い衝撃が加わると顔面神経管内の神経が過度に伸ばされたり出血や腫脹をきたして顔面神経麻痺が生じます。

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