子宮内膜症とはどんな病気?
2025/10/17
子宮内膜症とはどんな病気?
こんにちは吹田市の安藤鍼灸院です。
子宮内膜症について西洋医学的にと東洋医学的に解説しています。
本来は子宮の内側にある 子宮内膜 と似た組織が、卵巣や腹膜など子宮外にできてしまう病気です。月経周期に合わせて増殖・出血し、強い痛みや不妊の原因になることがあります。
1. 西洋医学的な解説
原因(はっきりとは解明されていません)
逆行性月経説:月経血が卵管を通って腹腔に流れ込み、内膜組織が着床してしまう。
体質・免疫異常:体の防御機能が子宮内膜組織を排除できない。
ホルモン依存性:エストロゲンが病変の増殖を助長する。
主な症状
月経困難症(強い生理痛、鎮痛薬が効きにくい)
慢性骨盤痛(生理以外でも下腹部痛、腰痛)
不妊(卵管癒着、排卵障害などが原因)
過多月経や不正出血
検査
超音波(エコー)、MRI
血液検査(CA125 など腫瘍マーカー)
腹腔鏡(確定診断と治療を兼ねる)
治療
薬物療法
NSAIDs(痛み止め)
ホルモン療法(低用量ピル、プロゲスチン、GnRHアゴニストなど) → 病変の進行を抑える
手術療法
腹腔鏡で病変を焼灼・切除
重度の場合は卵巣や子宮の摘出も検討
不妊対策:体外受精など
2. 東洋医学的な解説
東洋医学では「子宮内膜症」という病名はありませんが、症状から
「癥瘕(ちょうか)」(おなかにしこりがある状態)
「痛経(つうけい)」(生理痛)
として理解されます。
病因・病機
気滞血瘀(きたいけつお):気の流れが滞り、血がうっ滞 → 激しい生理痛・刺すような痛み
寒湿凝滞(かんしつぎょうたい):冷えや湿気で血の巡りが悪化 → 温めると楽になる痛み
気血両虚(きけつりょうきょ):エネルギー不足で血の生成も弱い → だるさ、不正出血
腎虚(じんきょ):腎の力不足で生殖機能に影響 → 不妊や慢性化
治法
活血化瘀(かっけつかお):血の滞りを解消
温経散寒(おんけいさんかん):体を温めて血流を良くする
補気養血(ほきようけつ):体力・血液を補う
よく使われるツボ
三陰交(さんいんこう):婦人科系の基本穴(足の内くるぶし上)
気海(きかい):下腹部の血流改善(おへそ下)
関元(かんげん):子宮・卵巣の機能調整
血海(けっかい):血の巡りを整える(大腿部内側)
中極(ちゅうきょく):泌尿生殖器系の働きを助ける
養生法
下腹部を冷やさない(腹巻・温灸など)
運動やストレッチで血流改善
刺激物・冷たい飲食を控え、温かい食事を心がける
気持ちのストレスを溜めない(気滞を防ぐ)
まとめ
西洋医学:ホルモン依存性疾患として、薬や手術でコントロール。
東洋医学:血流や気の滞り、冷え、体質を重視し、温め・巡らせることを中心にケア。
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