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PTSDてどんな病気ですか?

PTSDてどんな病気ですか?

2025/11/14

PTSDてどんな病気ですか?

吹田市の安藤鍼灸院です。
この頃よく聞くPTSD(心的外傷後ストレス障害)について、西洋医学的アプローチと東洋医学的アプローチ、および有効とされる東洋医学のツボやセルフケアについてご説明します。
🧠 PTSD(心的外傷後ストレス障害)の理解
1. 西洋医学的な説明
西洋医学では、PTSDは極度のストレスやトラウマとなる出来事を経験した後に発症する精神障害と定義されます。
* 原因: 生命の危機に関わるような出来事(例:災害、事故、暴力、戦争など)を経験したり、目撃したりすることで、脳の**扁桃体(感情や恐怖を司る部分)や海馬(記憶を司る部分)**などの機能に異常が生じることが関与していると考えられています。
* 主な症状:
* 再体験(フラッシュバック): 嫌な記憶が意図せずよみがえる、悪夢を見る。
* 回避: 出来事に関する場所や人を避けたり、思い出さないようにしたりする。
* 否定的認知と感情の変化: 自分や世界に対する否定的な見方、興味の喪失、孤立感、感情の麻痺。
* 過覚醒: 常に緊張してイライラする、驚きやすい、睡眠障害。
* 治療: 心理療法(認知行動療法、EMDRなど)や薬物療法(SSRIなどの抗うつ薬)が中心となります。
2. 東洋医学的な説明
東洋医学(中医学)にはPTSDという概念そのものはありませんが、その症状は**「情志の失調(じょうしのしっちょう)」、特に「驚(きょう)」や「恐(きょう)」**が心身に深く影響を及ぼした状態と捉えられます。
* 核心の概念:
* 「驚」と「恐」による「心(しん)」と「腎(じん)」の損傷:
* 心(心臓・精神活動を司る機能): 強いショック(驚)は「心」の働きを乱し、精神不安、動悸、不眠などを引き起こします。
* 腎(生命力・トラウマの記憶を貯蔵する機能): 極度の恐怖(恐)は「腎」を傷つけ、「腎精(じんせい)」を消耗させ、持続的な不安や無気力、記憶力の低下などにつながるとされます。
* 「気(き)」や「血(けつ)」の滞り: 強い感情の抑圧やショックにより、体内のエネルギーである「気」や「血」の流れが滞り(気滞や瘀血)、体や心の不調(例:肩こり、頭痛、情緒不安定)として現れると考えられます。
* 治療の考え方: 「心」と「腎」のバランスを整え、「気」と「血」の流れを改善することで、体の中から心身の安定を取り戻すことを目指します。
🌸 有効な東洋医学のツボとセルフケア
PTSDの症状緩和に役立つとされる東洋医学のツボとセルフケアをご紹介します。これらは補助的なものであり、専門的な治療と並行して行うことをお勧めします。
1. 精神の安定に役立つツボ
これらのツボは「心」や精神活動の安定に特に効果があるとされます。
| ツボの名前 | 読み方 | 場所 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 神門 | しんもん | 手首の内側(小指側)のくぼみ | 精神安定の要穴。 不眠、不安、動悸、イライラを鎮める。 |
| 内関 | ないかん | 手首のしわから指3本分、腕の中央 | 緊張緩和、動悸、吐き気、自律神経の調整。 |
| 労宮 | ろうきゅう | 掌の中心(軽く握った時、中指の先が当たるところ) | 強い不安や緊張、パニックを和らげる。 |
| 百会 | ひゃくえ | 頭頂部(両耳と鼻を結んだ線の交点) | 気の流れの調整。 頭痛、めまい、精神的な疲労回復。 |
2. トラウマの影響(「腎」の消耗)に役立つツボ
これらのツボは生命力の回復や、持続的な不安・恐怖の緩和に役立ちます。
| ツボの名前 | 読み方 | 場所 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 湧泉 | ゆうせん | 足の裏(人差し指と中指の付け根から1/3ほど下、凹むところ) | 生命力(腎精)の回復。 精神的な疲労、足のほてり、不安感の緩和。 |
| 太谿 | たいけい | 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ | 「腎」を補い、深いリラックス効果、不眠改善。 |
セルフケアの方法
* ゆっくりとツボ押し: 息を吐きながら、気持ち良いと感じる程度の強さで、3秒~5秒かけてゆっくりと押しましょう。これを5~10回繰り返します。
* 腹式呼吸: 精神的な緊張が強いときは、自律神経を整えるために腹式呼吸を意識します。
* 鼻から4秒かけてお腹を膨らませるように息を吸います。
* 口から8秒かけてゆっくりと息を吐ききります。
* 温活(おんかつ): 東洋医学では冷えは「気」「血」の滞りを招きます。特にお腹や腰、足首を温めることで、全身の血流と気の流れを良くし、リラックス効果を高めます。
⚠️ 注意事項
PTSDの症状は非常に辛いものです。セルフケアはあくまで補助的なものであり、症状が重い場合は、必ず精神科や心療内科の専門医、またはPTSD治療の経験豊富な心理カウンセラーにご相談ください。東洋医学的なアプローチとしては、鍼灸師や漢方医に相談することも選択肢の一つです。
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